エジツィア シフティングサンズ ルール紹介

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2019年

人数:2〜4人

時間:90分

年齢:14歳以上






こんにちは。こんばんは。aです。

今回紹介するのは「エジツィア シフティングサンズ」です!

エジツィアは2009年に発売されたずいぶん前のゲームで、シフティングサンズはそのリメイク作となっています。

私は元のエジツィアをプレイしたことがありません。

なのでリメイクといってもどこがどう変わっているのか分かりませんが、1つ明らかに違っている点があります。

なんと・・・・・

見た目が変わっています!・・・・・・・・・





私が持っているのはアメリカamazonで購入したリテイル版ですが、その前にキックスターター版が出ているようです。

調べていませんが、たぶん日本語版は発売されていません。(適当)


10年近く前のゲームをわざわざリメイクするくらいなのできっと名作なのでしょう!

すっごい期待しちゃいます。






さて!

気になるゲーム内容は一方通行のワーカープレイスメントです。

今までにチラホラ遊んだことのあるシステムですが、発売年から考えるとこのエジツィアが元祖なんですかね?

ナイル川を船で移動し、上流から下流へと流れに沿って各アクションスペースへワーカーを配置していきます。

が!

一度ワーカーを置いた位置から上流には戻れない!

というのが特徴です。


ゲーム目的は前回のテケンと同じく像やピラミッドなどを色々建てましょう系です。

テケンと同じで古代エジプトテーマとなっているのでロマンが溢れかえっています。

古代エジプトを嫌いな人なんていません!!(偏見)


ではこの辺でルール紹介へ入っていきます。






2人用調整


まず今回のルール紹介はいつも通り2人用として進めます。

コンポーネントのボードやタイルやカードも人数調整が入っていますから、今回登場するコンポーネントは全て2人用です。

カードは3人以上用が一部共通で使用となっています。






メインボードは両面仕様で3〜4人用、2人用と分かれています。

こっちが3〜4人用のボード。






こっちが2人用ボードです。

違いが分かりますか?


アクションスペースが減っているのと建設場所も少なくなっています。

2人専用ボードが用意されているパターンはサシプレイでも楽しめるの法則が発動!






セットアップ

セットアップ後の写真です。

元は10年前のゲームだからか、コンポーネントがスッキリしているおかげでセットアップにかかる時間が短いです。

メインボードの大きさも中型といったところです。






下写真の◯をつけてある場所がアクションスペースです。


青◯→ナイルカード

黄◯→ナイルタイル

緑◯→ビルディングゾーン

エジツィアは冒頭にも書いたように一方通行のワーカープレイスメントです。

各アクションスペースは赤線で示してある上下関係にあって、一度アクションした場所から上には戻れません。

牛歩して多くの利益を取るか?

数は少ないが目当ての利益を確実に取るか?

そのジレンマに悩まされるというわけです。

こんなの面白いに決まっていますよね。






ゲームの流れ


エジツィアはラウンド制のゲームで全5ラウンドを行います。

テーマはビルダーとなり自分の作業員を使って各建造物を建て、ファラオから認められましょう的なやつです。


同じ古代エジプトテーマでイムホテップというゲームが有ります。(知ってますか?)

それが建てることに特化したゲームとすると、エジツィアはそこからズームアウトして建物を建てる作業員や材料、食糧の管理などの要素も入れたゲームとなっています。






1ラウンドの流れ

個人ボードにラウンドの流れが書いてありますので、それに沿って紹介していきます。






1.セットアップフェイズ


ナイル川に登場するナイルカードとナイルタイルを用意するフェイズです。

タイルは毎ラウンド同じ内容ですが位置だけはランダムで置き直します。






カードはラウンドごとに使用する山が決まっています。






カード裏面にどのラウンドで使うかが書いてありますので、そこからランダムで表にして並べます。






カードの種類


ナイルカードはそこでアクションすると獲得して自分の場に並べるタイプです。

そしてカードは大きく下記の4種類に分けられます。


①生産用

資源である石、穀物の生産用カードです。

後述の生産フェイズで石と穀物の生産量を増やしてくれます。






②永続

獲得以降ゲーム中に発動しっぱなしの特殊効果です。



③即時

カードを獲得したら表示された利益を即、得ます。

使い捨てのカードです。



④いつでも

カードを一旦手元に置き、手番中であればいつでもその利益を得られます。

こちらも使い捨てです。






2.プレイスメントフェイズ


プレイスメントフェイズではスタートプレイヤーから順番に船コマをアクションスペースへ1個ずつ置いていきます。

前述したように一旦配置した場所から上流へは戻れません。

緑プレイヤーが次に配置できる船の場所は◯の位置です。

既に船コマが止まっている場所はアクションできませんし、上流へも戻れません。

下へ下へと川を下っていきます。






1人8個の船コマを持っていて、これを配置してアクションを実行します。

船はゲーム中に手持ち数が増えません。

最初から最後までずーっと手持ち8個です。






アクションスペース


アクションスペースは3種類あります。


タイル

タイルは書かれている利益をもらって終わりです。






カード

カードは前述のように引き取って自分の場へ並べます。






ビルディングゾーン

各種建造物の建設場所です。

ビルディングゾーンは3ヶ所あってプレイスメントフェイズでは建設の予約をするだけです。

実際の建設はあとのビルディングフェイズで行います。

建設フェイズでの建設が主な勝利点を稼ぐ手段となっています。


そして上の写真のように予約場所は船1個分のスペースしかありません。

各ビルディングゾーンで建設できるのは基本1人だけということです。

これがあるから一方通行が非常に効いてきます。


ちなみに建設可能人数は正確に言うとプレイ人数-1です。

2人戦→1人だけ

3人戦→2人だけ

4人戦→3人だけ

と常に1人が建てられない状況になります。






ビルディングゾーン3ヶ所の建築物は以下のようになっています。


オベリスク、列柱

ここは上流にあるビルディングゾーンです。

船コマを配置することでオベリスクと列柱を建設する権利を得ます。






彫像、ピラミッド

ここは中間にあるビルディングゾーンです。

彫像とピラミッドを建設できます。






スフィンクス

ここは1番下流にあるビルディングゾーンです。

スフィンクスは建設というか勝利点系のカードを得る場所です。


各建設の詳細は後述します。






あと、ビルディングゾーンへの船コマ配置で出遅れても、補欠としては配置ができます。

このように桟橋へはつけず、枠外へ横を向けて置きます。




後の建設フェイズで


レギュラーメンバーが建設をしない or できない時

補欠からレギュラーへ昇格して建設できます。


レギュラーが普通に建設した時

何も起こらず帰宅します。






続いては、他のアクション内容とそれに関わるシステムのあれやこれやについて紹介していきます。


市場

ナイルタイルなどで登場するこのアイコンは市場のレベルアップを表しています。


市場は穀物と石の2つがあります。

市場と言うと売買するイメージですけど、一方的にもらう効果だったり失点を減らす効果だったりとイメージとは違っています。

あ、穀物だけは売りますね。

レベルが5段階あって上に行くほどいろいろ恩恵があります。






穀物市場

青◯

食糧供給フェイズでの食糧不足による失点を表していて、上がるほど失点が減っていきます。


黒◯

食糧供給フェイズで余った穀物を3個1点で売ることを表しています。

これはレベル3に到達したら可能です。


黄◯

最上段に到達すると2点もらえます。

それ以降のレベルアップごとにも2点もらえます。






石市場

青◯

このレベルに到達すると即時で石がもらえます。


黄◯

ここまで到達するとゲーム終了時に余った石を2個1点で変換できます。






クルーと灌漑リング

このアイコンはクルーのレベルアップと灌漑リングの上げ下げを表しています。






クルー


クルーは建物を建ててくれる作業員です。

4人1組のチームとしてプレイヤーのため働いてくれます。


個人ボードで自分のクルーの強さを管理します。

緑、黄、青、紫の4人がいましてボードの数字が強さを表しています。


ベーシッククルー

緑、黄、青の3人は1つのビルディングゾーンで1人使えますが、同時に2人は使えません。

1ラウンドで最高3つのビルディングゾーンで建設できますので、その場合は3人とも使い切る形です。

2つのビルディングゾーンでしか建設しなかった場合は1人余る形です。


リーダークルー

紫はリーダーです。

リーダーは逆で単独では使えませんがベーシッククルーと同時に使えます。

ベーシッククルーの強さにリーダーの強さを足して使います。


これらクルーの強さが大きいほど1回の建設での効果が高くなります。

クルーの強さは上記タイルなどのアクション効果で上げていきます。






灌漑リング


灌漑リングは穀物の生産に関わってきます。


まず穀物を生産する農場は緑、黄、赤の3種類あります。

プレイスメントフェイズで獲得してくるカードですね。

これらの農場は毎回必ず穀物を生産してくれるという訳ではありません。

緑、黄、赤の3種の農場が穀物を生産してくれるかどうかを決定するのが灌漑リングです。






メインボード隅に◯が3個縦に並んでいて農場の絵が書いてあります。

そして上から順に下記のようになっています。


赤、黄、緑

黄、緑

で、灌漑リングが置いてある農場で穀物が生産されるという仕組みです。


緑農場だけはどこの〇にも入っているので毎回生産されますね。

赤農場は1番上の〇にしかありません。


プレイヤーごとでどの農場を持っているかは違いますから、農場の生産を巡っても争いが生まれるという訳です。

自分は緑農場しか持っていないから灌漑リングを1番下まで下げてやる!

ってすると、黄農場と赤農場で食いつないでいるプレイヤーから悲鳴が上がります。






レギュラー昇格確定

このアクションはビルディングゾーンでの補欠でも建設を確定できるアクションです。






こんな感じでレギュラーの横につけます。

本来、補欠はレギュラーが建設しなかったときのみできます。

しかしこのアクションはレギュラーが建設しても補欠が建設できるようになります。

つまり2人とも建設できるという訳ですね。


ただし順番は正レギュラーが先です。

インチキレギュラーは大人しく待ちましょう。


ちなみにこのタイルは2人戦専用です。






脱線していましたが、プレイスメントフェイズの説明は以上です。






3.採掘フェイズ


ビルディングゾーンで建設するための石を生産するフェイズです。

確保済みの石カードの生産数を足します。

上の写真だと6個ですね。






それを個人ボードの石トラック上で追加します。

以上!終わり!






4.食糧供給フェイズ


石と同じく農場から生産される穀物を合計します。

どこの農場から生産されるかは灌漑リングを要チェックです。

上の写真だと合計8です。

緑農場は必ず生産されますね。






そして!

自分のかわいいクルーたちへご飯を食べさせます。

どれだけ食べるかはクルーの「強さ」とイコールです。

写真の場合、穀物生産8、クルーの強さ8で差し引き0です。






ここで過不足がある場合は穀物市場を確認します。

足りない場合

穀物1個につき自分の市場レベルに応じて失点。

-3点、-2点、-1点の3種類です。


余った場合

自分の市場レベルが3以上であれば、余った穀物3個を1点に変換できる。






穀物は石と違って数を管理するトラックがないので次ラウンドに持ち越しはできません。

穀物庫なんか作ってる暇があったらファラオのためにピラミッドを作るのです!!






5.ビルディングフェイズ


さあ、メインイベントの建設をする時です!


まずは建設の基本ルールから。


この写真で2の位置に建設するとき

強さ合計2以上のクルーを使って

石を2個消費して

ブロックを配置し

2点を得ます。


これが基本の処理です。


1回の建設で十分なクルーの強さと石がある限り何ヶ所でも建設可能です。

ただし、使えるクルーは1つのビルディングゾーンにつき1人までです。(紫のリーダーは可)


そして建物ごとで付加ルールがあるので紹介していきます。






オベリスク


全プレイヤーが共用で1本のオベリスクを建てていきます。

下から順に詰めて建てます。

そして建設ごと(置いたブロックごと)で勝利点とは別に市場レベルアップのボーナスが付いています。

赤線で区切って下段は2つの市場のどちらか1個を選択して上げます。

上段は2つとも上がります。






列柱


ここは共有ではなくプレイヤーごとに建てていきます。

左の柱がスタートで右がゴールです。


赤◯

縦で見てその柱のクルー、石の必要数と勝利点です。


白枠

この位置までくると青◯の特殊能力を得ます。

特殊能力はタイルになっていて毎ゲームランダム登場となっています。


写真の特殊能力は下記です。


緑、黄、青のクルーを同時に2人使える( 1ラウンドに1回)

リーダーを使えば同時に3人まで使用可能です。


プレイスメントフェイズで上流に配置できる( 1ラウンドに1回)






ゴールに到達すると着順でボーナス勝利点が入ります。






彫像


彫像はカードになっていてゲーム終了時に条件付きで加点となるやつです。

だけどまずは建設して条件判定を受ける権利を得なければなりません。

彫像の建設は 1ラウンドにつき各カード1段階だけしかできません。

最上段に行くには最低3ラウンドの建設が必要です。


上写真のカード内容は

ピラミッドに配置したブロックの数

つまりピラミッドの建設回数ですね。


クルーの強さ合計


あと、彫像は建設時の素点が入りません。






ピラミッド


赤線の区切りで1段目、2段目、3段目と見てください。

各段、左から右へ向かって建てていきます。

上段に建てるにはその下段2ヶ所がピラミッド状に建設済みでなければなりません。

写真の状態で建てられるのは黄◯の位置だけです。


各段、右端まで建設が終わるとマジョリティで加点が発生します。

その段で見たブロック数が1番多いプレイヤーはブロック数×1点入ります。

タイの場合は1番右にブロックを置いたプレイヤーが勝利します。






スフィンクス


スフィンクスもカードです。

使ったクルー、石と同じ数(最大5まで)のスフィンクスカードを山から引きます。






そこから1枚だけを選択して手札とします。

残りのカードは山の底へ戻し、戻した枚数と同数の勝利点を得ます。

スフィンクスカードは他のプレイヤーから隠しておきます。


内容は彫像と同じく条件達成型です。

少し紹介します。

左から下記のようになっています。


・列柱を最後まで建てきり、オベリスクに3個以上のブロックを置く。(8点)

・2つの市場共最上段まで到達する。(5点)

・オベリスク、列柱、ピラミッド、彫像に各2個以上のブロックを置く。(4点)


持てる枚数に上限はありません。






次に実際の建設例を紹介します。


まず上流のビルディングゾーンから処理します。

ここはオベリスクと列柱の建設場所です。

船コマを配置してある赤プレイヤーが建設します。






青クルー(強さ1)とリーダー(強さ3)を使って、強さの合計4とします。

使用済みクルーはフリップします。






石も同数の4個使います。






オベリスクの2、列柱の1、1で合計4を建設します。

このように1つのビルディングゾーンにある建物2つへ割り振って建設できます。






4点が入ります。






オベリスクを建てたのでどちらか1個の市場レベルが1上がります。

今回は穀物市場を上げることにします。


これで上流の処理は終わりです。






次に中間のビルディングゾーンです。

ここは彫像とピラミッドです。

両プレイヤー共に建設可能で緑が先、赤が後で建設します。






まず緑プレイヤー。

リーダーと青クルーで強さ6、石も6使います。





彫像の1、1、ピラミッドの2、2で合計6です。






彫像からは素点が入らずピラミッドの4点だけ入ります。






続いて赤プレイヤー。

さっきの上流ビルディングゾーンで青クルーとリーダーは使用済みです。

今回は強さ2の黄クルーと石2を使います。






彫像に1、1で合計2となり勝利点は0です。

中間ビルディングゾーンは終わり。






最後に下流のビルディングゾーンです。

ここはスフィンクスですね。

緑プレイヤーが建設します。






強さ1のクルーしか残っていません。






1枚しか引けないのでカードを選択できませんし、戻すカードも無いので建設による勝利点は0です。

ビルディングフェイズの流れは以上です。






6.クリーンアップフェイズ


ここではこのラウンドでビルディングゾーン3ヶ所のうち何ヶ所で建設したかにより勝利点が入ります。


0〜1ヶ所 0点

2ヶ所 2点

3ヶ所 5点


プレイスメントフェイズで船コマを置いたものの、ビルディングフェイズにて建設しない or できなかった時は対象外です。


そして手番順の見直しがあり、勝利点の低いプレイヤーから先手番となります。


この後で次ラウンドが開始していきます。

そして5ラウンド目であればクリーンアップフェイズ終わりで最終決算が発生します。






最終決算


①ピラミッドのマジョリティ

ピラミッド1段ごとではなく全体のブロック数が最多のプレイヤーは5点入ります。

1位タイは全員もらえます。






②スフィンクスカード

獲得済みのスフィンクスカードを確認して、条件達成していれば勝利点を得ます。






③彫像カード

彫像カードの条件を確認して、ブロック配置済みの位置まで勝利点を得ます。

ただし!

ブロックを最上段まで建設済みでもカードの条件を満たしていなければ加点となりません。






④余った石

石市場でレベル4以上に到達していれば、余った石2個につき1点で変換します。


決算は以上で勝利点が最も多いプレイヤーが勝者です!






ルール紹介は以上になります。

一方通行が特徴の中量級ワーカープレイスメントで、ジレンマをしっかり楽しめそうなルール内容でした。

そのルールも10年前のリメイクだけありスッキリしてて遊びやすそうですね。

プレイ感はいつも通りサシプレイ記でお届けします!

お楽しみにーー!!






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